はじめまして。6月1日に釜援隊に入隊した齋藤孝信(さいとう たかのぶ)です。
この場をお借りしまして皆様に自己紹介をさせていただきます。
◇出身地
1961年(昭和36年)福島県相馬市産の54歳です。
釜石に来る前は琵琶湖のほとり、滋賀県大津市に住んでいました。
◇釜石に来るきっかけ
釜石と同じように、私の実家のある相馬市も震災による甚大な被害を受け、幼いころ遊んだ砂浜や防波
堤は大きく姿を変えてしまいました。
震災当日、私は中国から関西空港に帰国する機内にいま した。関空に到着後、何が起こっているのか訳が分からず、携帯などで状況が把握できる につれ顔が青ざめた記憶があります。相馬に住んでいる家族・親戚全員の安否が確認でき たのは5日後でした。
大げさに言えばこの震災で人生観、仕事観が変わったといってもいいでしょう。
津波被災地の復興がなかなか進んでいないニュースを数多く見て、どこかモヤモヤしたも のを抱えつつ日頃の仕事をこなしていました。そんな折、今年の春に釜援隊での水産業関連の募集を知り、少 しでも復興のお役に立てればと思い応募させていただき、ご縁を頂戴して、今このように 原稿を書いています。
◇趣味&以前の仕事
子供の頃から釣りに親しんでいましたが、学生時代に本格的にのめり込み、伊豆諸島や東 京から1000km離れた小笠原諸島、鹿児島と沖縄の間に連なるトカラ列島、長崎の西80km にある絶海の孤島男女群島などを釣り歩いていました。
また鮎釣りも大好きで「四万十探 検隊」と称して約30年間高知県四万十川流域で鮎釣りをしています。
仕事の方は、大手釣り具メーカーに就職し、営業や新製品開発に携わった後、新興メーカ ーの立ち上げにかかわり、その後独立して釣具の製造・輸出入などの仕事をしてきました 。
一言でいえば、水と緑と魚が大好きな、”釣りバカ”です。
◇釜援隊でのミッション
広い意味では「水産業の振興」ということになります。
平田にある岩手大学釜石サテライトさんと協働しながら、また市の水産課さん、沿岸広域 振興局水産部さん、市内各漁協さんや各漁家の皆様とお話し合いをしながら、主に「漁業 の担い手育成」の課題にむけて取り組んでいくことになります。
まだ着任したばかりですので、詳細についてはこれから各方面と詰めていき、具体的なビ ジョンや方向性を打ち出していくことになるかと思います。
しかし、活動の主役は私ではないと思っていますし、なることもできません。
やはり釜石市の漁業に 携わる皆様が主役ですので、皆様がのびのびと活躍できる舞台を整えるのが私の役割になるのかなと、自分なりに考えています。
素晴らしい漁場が広がる釜石の海。そこで獲れる美味しい海産物。
これらの資源を、よそ モノ目線で発掘し、磨いて発信していくつもりです。 微力ながら頑張っていきますので 、今後ともご指導、ご協力よろしくお願いいたします。
(孝信)
▽隊員プロフィール:http://kamaentai.org/members/takanobu
▽孝信隊員かまらじ!出演回:https://www.youtube.com/watch?v=vdX5nPCXWXo