▽二宮:復興庁主催復興フォーラムにて事例発表を行いました【釜援隊がゆくvol.145】

二宮です。梅雨の走りの6月6日、「東日本大震災5周年・復興フォーラム」のコミュニティ部会で、釜援隊の地域コミュニティ形成支援の取組を紹介させて頂きました。
この催しは「震災から5年を迎えたこの節目に、震災の経験・教訓を広く共有し、同時に復興の現状を国内外に正確に情報発信することを目的として開催されたものですが、当日は安倍総理がご臨席されたこともあり、会場は大変なにぎわいとなりました。
釜石市においては今年度、復興公営住宅の建設がピークを迎えます。しかし一方で未だに再建意向を決められない方もいらっしゃる現状のなか、復興に向けて「コミュニティの再生」と「なりわいの再建」が喫緊の課題と捉えられています。
釜援隊の発表では、特に平成27年度の復興庁「新しい東北」先導モデル事業「子どもから高齢者までを包摂するかまいし版地域包括ケアの住民レベルでの実践」の取組を中心にご紹介させていただきましたが、お聴き頂いた方から「対象者に隙間を作らない取組は意義深い」、「住民が自主的に活動に参加している状況をどの様に作っていったのか」といった、本事業の根幹に関わる部分に質問をいただくなど、同様の活動を実践している方々ならではのやり取りがありました。
この様な催しに参加することで、新しい事例に触れ、自らの活動を再度見つめ直すことによる気づきを得ることが出来ます。そして更に活動のクオリティを高めることにより、被災をされた方々が「住み慣れた街で、出来る限り自分たちの力で、自分たちらしく生活していける様に地域の見守りの目を広く厚くしていく」ための地域づくりを進めていくことの大切さを改めて強く感じました
(二宮)

▽隊員プロフィール:http://kamaentai.org/members/ninomiya
▽「新しい東北」についてラジオで解説しました:https://www.youtube.com/watch?v=QuunXtzr_Jg

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