先月より釜援隊に入隊いたしました東洋平(あずま ようへい)と申します。どうぞよろしくお願いいたします。今日は、私の自己紹介をさせて頂きたいと思います。
<釜石に来るまで>
私は釜石市唐丹町の出身です。高校卒業以来、釜石を離れておりましたが、東日本大震災をきっかけに被災地支援、主に子どもたちを対象とする教育支援を行う NGO/NPOの一員として2011年より釜石に戻り、岩手県沿岸地区の復興支援に携わってまいりました。
<釜援隊でのミッション:釜石市東部地区でのコミュニティ支援>
釜石市の中心地である東部地区は震災により大きなダメージを受け、この地域に住む多くの方たちが住み慣れた地域を離れ、仮設住宅やみなし仮設、他市町村などに移転・避難することを余儀なくされました。そして、この東部地区に今年度から来年度にかけ、被災された方たちが入居するための 14ヶ所(約450 戸)もの大小さまざまな災害復興公営住宅の建設が予定されています。中には住み慣れた地域に戻る方もいれば、新しく移り住む方もおり、復興公営住宅内でのコミュニティの醸成や活性化、また既存の自治会などのコミュニティとの関わり合いなど、すでに多くの問題が懸念されております。
そういった問題の解決の一助になれればと、東部地区を管轄する釜石地区生活応援センターを協働先として、主にコミュニティ支援のために活動してまいります。しかし、コミュニティ支援といっても、簡単にはひとくくりにはできるものではなく、各地域や住む方たちの特色もあり、その地域の特色に合わせ、できる限り柔軟に対応できるよう努めていきたいと考えております。
<雑談>
趣味は家庭菜園です。現在住んでいる仮設住宅の近くに畑をお借りし、野菜や花を育てています(写真は畑でとれたラディッシュとバジルです) 。震災前はまったくと言っていいほど興味がなかったのですが、やり始めてみると実に奥が深く、毎年色々な試みをしながら楽しんでおります。また、震災でめちゃくちゃになってしまった畑なのですが、その土地が以前のように収穫できる畑に戻るよう少しずつでも開墾を続けてきており、被災した土地を自力で回復させるという作業が、もっとも身近で自分が関わる「復興」を感じられるものとして、自分の中で重要な位置を占めています。
しかし、自然に囲まれた場所ということもあってか、度重なる害獣(シカ、ハクビシンなど)の被害に悩まされており、害獣との戦いに日々追われています。何かいい方法をご存じであれば、ぜひ教えていただければ幸いです。
それでは、これからどうぞよろしくお願い致します。
▽5月20日(金)に放送されたかまらじ!では、私東が出演させて頂きました。よろしければお聴きください。
(東)