【釜援隊がいく 番外編】

昨日のチリ沖地震による津波、そして大雨による土砂災害を警告するアナウンスが釜石市内で流れ続けています。
私佐野は、釜援隊として活動始め約4月。昨夜は雨音が響く仮設の中で、警報サイレンが鳴り響くのを初めて体験しました。
釜援隊でも、早朝から隊員の安否や連絡導線の確認作業が行われました。
海岸付近に協働先がある隊員も居ますが、「避難警告が解除されるまで危険区域には近づかず、最新の注意を払って行動を選択するように」と声をかけあっています。釜石出身の前川隊員は、鵜住居街づくり協議会での業務の傍ら、夜通し消防団員活動にも励んでいます。
震災から5年が経つ今こそ、改めて「災害時の心得=『これくらい大丈夫』と油断しない」ことを意識し、実践するべきなのだと学んでいます。
一方、釜石に来るまでは、こんなに他人の安否を心配したり、「立場・環境に関わらず、助け合おう」という雰囲気を体験したり、ということはあまりありませんでした。市外のみなさまからも釜石の状況をご心配いただき、心から感謝です。
自然災害による被害は怖ろしく大変なものですが、同時に人として大切な事を教わっていると感じます。
釜石市内、また沿岸部にいらっしゃる皆さま、今日一日移動中などくれぐれもお気をつけ下さい。
(佐野)

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