釜援隊は、釜石市の皆さんと一緒に民泊事業を進めています。
11月2~5日にはミャンマーから35名の大学生が釜石にいらっしゃり、釜石市内の14家庭(過去最多!)と交流しながら、釜石のまちを楽しみました
受け入れ主体となったのは、今年たちあがったばかりの<釜石オープン・フィールド・ミュージアム実行委員会>です。
釜援隊の久保隊員は当委員会の事務局をつとめており、今回も委員の方たちと一緒に現地コーディネーターをつとめました。
釜石の民泊で大切にしているのは、訪れる方たちと、地域の皆さんとの交流です。
ミャンマーの皆さんには、受け入れ家庭のお父さん、お母さんと一緒に伝統芸能神楽を楽しんでもらったり、各家庭では一緒に郷土料理をつくってもらったりと交流を深めながら、漁船で海へ出たり、震災の実体験の学びを深めてもらう場も設けました。
今回は橋野、平田、根浜、甲子の14家庭が受け入れに協力しました。なかには、はじめて民泊客を受け入れる方たちもいました。言葉が通じないと心配していた方もいたようですが、最後には「娘・息子が帰ってきたかのように楽しい時間を過ごせた!」とお話していました。
釜石市の復興事業をご説明する際には、二宮隊長も登壇しました。
「人をつなぐ」釜援隊のお仕事内容や、コミュニティ形成支援の大切さをご説明しました。
日本語でも難解な復興事業を、ミャンマー語の通訳を介してお伝えするというチャレンジでしたが、思いはしっかり伝わったようです。会場からは「人びとの心の復興にはどう取り組むべきか?」など多くの質問が出て、「釜石の学びを、是非、母国でも伝えてください」とのメッセージに深くうなずく真剣な姿には、発表側も力をいただいたそうです。
年代、国、立場を超えた人の交流を、まちの活力に変えていく釜石市。
釜援隊も、引き続きお手伝いしてまいります!
(佐野)