【釜援隊が行く Vol.112】震災の記憶を伝える、「語り部」活動について

12342573_1253648794651250_5656451208413632804_nこんにちは、前川です。自分は、釜援隊第一期として、地元鵜住居地区の復興のため活動をしてきました。
一方で、自分は東日本大震災の一被災者でもあります。
震災時は消防団員として活動中に津波で数キロ流されましたが、その後も三日三晩寝ずに人命救助を行いました。
そんな、当時の経験をお話する「語り部」を続けています。
2011年12月に、それまで支援に来てくれた人達から、頼まれて始めのがきっかけです。
県内外の学生やボランティア団体から、依頼があれば語り部を続け、
この4年では通算100回以上になります。
9、10月は企業研修や修学旅行で釜石に来られる方が多く、
週1ペースでやらせていただきました。
基本的には、自分の知人を通じて頼まれますが
地域の団体から頼まれ、そこに来ているボランティアさんを対象に行うこともあります。
相手に合わせて内容は2通り用意しており、体験談を写真とともに紹介することもあれば、
地震がきた際の心得等、防災教育的なお話をすることもあります。
また、自分がお伝えする内容は、シビアな話も多く含まれます。
賛否があると思いますが、なるべく、ネットや情報誌では聞けないような
リアルな内容をお伝えするように心掛けています。
当時の経験を話すというのは、辛い、というのが正直なところです。
ただ、「誰かの為になるなら」「これが未来の子供たちの為になるなら」と思って続けています。
(前川)

▽ 写真は、私が常駐し管理を任されている「絆ハウス」です。 地域の皆さんが、イベントや会議を開くとき集まれる場所として、活用してもらっています。
営利目的でなければどなたでもご利用できますので、お気軽にお越しください。
問い合わせ先 0193-55-5546 前川智克

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