10月27-28日の両日、東京から富士見丘高校の1年生の皆さんが「地域のサスティナビリティを学ぶ」ことをテーマとした教育旅行で釜石にいらっしゃいました。
「被災地を学ぶことは、自ら地域を学ぶことにつながる」。そんな思いに共感して釜援隊からは、観光交流課の久保がツアー全体の調整を、地域軸隊員から前川が「自らの被災体験を語る基調講演」、同じく地域軸マネジメントの二宮が「サスティナビリティを意識した地域コミュニティの形成」というテーマのワークショップのお手伝いをさせていただきました。
今回の教育旅行をアテンドされたリディラバの担当、大友さんが生徒の皆さんの感想を送ってくださったのに目を通しましたが、それぞれ色々な言葉で2日間の体験を綴ってくれていました。
その中の1通をご紹介します。
釜石のことをほとんど知らなかった彼女は、当初このフィールドワークがあまり楽しみではなかったのだそうです。
「二宮さんへ。仮設住宅について全く知識がなかったのですが、どのスペースも住人の人々のことを考えて作られていました。それが理解されない時もあると言っていましたが、本当に素晴らしいことをしてるなと私は思いました。私も一緒に色々な問題を解決していきたいです! 本当に。高校生の私たちにもできることをもっともっとたくさんしていきたいです。」
もちろん学校行事ですから、なかなか悪いことは書けないかも知れません。だけど彼女は「もっと自分の知識をつけ」「将来自分もこの様な仕事を立ち上げたい」と言い、「またこの様なツアーに参加したい」とも言ってくださいました。
ちゃんと伝わっている。「子どもだから難しい話をしても…」なんて大人の杞憂かもしれません。
「想いは伝わる」。そして「念ずれば花開く」です。
(二宮)