10月31日に、釜援隊5期メンバー4名が集まり、釜石市山崎副市長に最近の活動内容をご報告いたしました。
行政より現場に近い立場で発見した、釜石のまちを盛り上げる資源、地域一体の復興をすすめるうえでの課題などをお伝えしたところ、山崎副市長からは「問題提起も含め、釜援隊には市民の活動が加速するきっかけを作ってほしい」と激励の言葉をいただきました。
東洋平隊員は、釜石地区生活応援センターと協働で、東部地区のコミュニティ形成支援を担当しています。
中心市街地での復興公営住宅の設立・入居は、今年度がピークです。
自治会設立に向けた準備が始まっているところ、これから抽選会が行われるところ、それぞれの環境・段階に合わせた支援を行っていきたいとお話しました。
花坂隊員は、まちづくり会社を拠点に、東部地区や商店街のにぎわいづくりをサポートしています。
ハードの復旧が進み、新しい街並みとなり、ラグビーワールドカップも控えた釜石を、事業者の皆さんが連携して盛り上げていくために何が必要か。先日行われた事業者間会議での議題などをご紹介しました。
「釜石の食と観光」を担当している若林隊員は、食ブランド開発検討協議会の様子をご報告。
釜石の食産業をもりあげるために、今後どのような話合いの場がもたれるとよいか、副市長と協議する時間をいただきました。
5期メンバーうち、上記の3名は釜石出身のUターン者です。
漁業の担い手確保育成に向けて、釜石岩大サテライトと協働している齋藤孝信隊員は、福島県出身。”ヨソ者”かつ半官半民の調整役として、積極的に行っている活動(若手漁師との懇談会や、漁協の中堅職員同士の交流会など)を通し、この5か月間で集めた「浜の声」をお伝えしました。
釜援隊の役割の一つは、行政に、住民やまちづくりの現場の声を伝え、施策に反映していただくことです。今後も、今回のような活動報告を行っていきながら、復興まちづくりを加速させる存在でありたいと思っております。
(佐野)