8/2 明星大学経済学部の学生14名が釜援隊を訪れ、釜石市の復興及び地方創生事業について学びました。
学生達は、1時間にわたる石井重成室長(まち・ひと・しごと創生室)の講義に真剣に耳を傾け、「復興支援活動を通して防災意識はどう変わったか?」「かさ上げするところの土はどこから持ってきているのか?」「釜石の子供たちは、釜石の将来にどういうイメージを持っているのか?」等、様々な質問をしていました。
講義のあとは、釜援隊員と地方創生に関するディスカッションも行われました。
「釜石にあって東京に無いものは何か?」という質問に対し、第一期メンバーとして2年半釜石で活動してきた中村隊員は「東京に居た4年間は、誰もが似たような価値観を持っていて、それに流されている感覚があった。釜石では、東京では出会えない多様な価値観を持った人達が集まっていて、とても刺激的な日々を送れる」と釜石の魅力を伝えました。
また、「『釜石』という地域を全国に発信するためには、何が必要か?」という問いに対し、石井室長は「釜石ならではの固有名詞を作って発信し、関心を集めること。そして、小さな分野でもいいから1位を取ることだ」と回答していました。私佐野からは、「日本国内の『田舎/都会』という軸にとらわれず、海外の基準も取り入れることで、地方の自然共生社会が世界では先進的なものであることに気づいた」という自分の経験を共有させていただきました。
学生たちを引率する姜雪潔助教授は「現場の話を聞ける機会は、とても貴重で有り難い。釜石にも、是非また来たいです」と笑顔で話してくださいました。また、「今日もらった知見を卒業研究に活かしたい」と意気込みを語ってくれた学生さんもいました。
明星大学の皆さん、来てくれてありがとう!これからの日本の地方活性化を担う存在として、期待しています。
【担当:佐野利恵】