【釜援隊が行く vol.81】「ひと」たす「ひと」は。

平田地区応援センターは4月半ばに新しく保健師さんが着任されました。そこで住民の方へのご挨拶を兼ねて、復興公営住宅のお茶っこサロンにお連れしたときのことです。
 その日は社協さんと”いっぽいっぽ釜石”さんのサロンで、香港からいらっしゃったボランティアのドリスさんがつぼを刺激する「健康十功」という手の体操を教えて下さいました。
 ”いっぽいっぽ”さんのサロンは最後に歌を歌うのが恒例なのですが、今月から参加された住民の方のリクエストで「ボケない小唄(「お座敷小唄」の替え歌です)」というコミカルな歌を歌ったときのことです。保健師さんが「この歌にさっきの健康十功を合わせてやってみたら、体操をもっと楽しめるかも知れない」と思いつきました。それからみんなでああでもないこうでもないとやってみて、ついに「平田版健康十功ボケない小唄」が完成。他のサロンや健康教室でも使える様に”いっぽいっぽ釜石”さんの高橋先生が伴奏をCDに吹き込んで下さることになりました。
 保健師さんは「初めてあった方達とこんなに意気投合出来るなんて」と驚いていらっしゃいましたが、それも普段から細やかな気遣いで住民の皆さんと支援団体をつないで和気あいあいとした雰囲気のサロン運営していらっしゃる社協さんの活動があったればこそ、だと思います。思いがある方達が出逢えば、必ずいい化学反応が起きる。「ひと」たす「ひと」という数式作りのお手伝いをするのも、釜援隊の大切な仕事のひとつです。                    
                      (担当 二宮)

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