【釜援隊がゆくvol.175】林野火災復旧にみなさんの力を!

こんにちは。 釜石地方森林組合 で活動している手塚です。私たち3期メンバーの活動も開始から丸三年がたち、まちの様子もこの3年間でだいぶ変わってきました。
さて。尾崎神社の釜石まつりも終わり、いよいよ秋が深まる釜石ですが、釜石地方森林組合では尾崎神社の本宮もある尾崎半島で5月に発生した林野火災の復旧を進めていくため、10月22日に尾崎半島(佐須側)で植樹祭を計画しています。 Meetup Kamaishi 2017 Autumn〜釜石のお宝&鉄人発掘博覧会​ の期間外プログラムとして実施するものです。

この林野火災は全国ニュースでも取り上げられたので憶えている方も多いと思います。日本で毎年林野火災で焼失する山林は380ヘクタールほどだそうですが、尾崎半島の火災では鎮火までの10日余りで413ヘクタールが焼けてしまいました。
所有林が被災した山林所有者の多くは、釜石地方森林組合の組合員でもあるため、組合としては行政と連携して所有者支援策について説明会を重ねてきたほか、焼けてしまった木材の販売先の開拓を進めています。

森林組合で広報も担当している私自身も発生直後から火災現場に近い集落に足を運び、組合員さんはもちろんのこと、全国の方々に正しい情報を伝えるよう情報発信に力を入れてきました。釜石地方森林組合のFBページでは林野火災についての記事は3万ビューを超えるなど、岩手県内を中心に募金活動の輪が広がり、小学生から大人まで様々な方が学校や職場、イベント会場で募金を集めてくれました。
また、「焼けた木材を記念品として使いたい」「リノベーションに使いたい」といったお申し出をいただき、販売にこぎつけた例も出てきています。ボランティア活動のお問合せもたくさんいただいています。

そんな中で発生からまもなく半年がたちます。
一部自己負担をしてでも早く伐採したい、という所有者の山林では8月からすでに伐採作業が始まっており、来春からは植林も始まります。

春からの本格的な植林を前に、多くの方に被害の様子を知っていただき、また、一人でも多くの力を借りながら尾崎半島の森林を再生させていきたい!という思いで、22日の植樹祭を企画しました。

おすすめのポイントは2つです!
・作業現場近くまでバンで入りますので林道を歩くのは5分ほど。子どもさんの参加も大歓迎! 自分で植えた木が大きくなるのを見届けてくださいね。
・焼けたスギ材でつくった植樹記念品には岩手県在住の漫画家そのだつくしさんのイラストが彫り込まれています! この日の限定配布です(参加費には、記念品代のほか現場までの送迎が含まれています)。

現場は伐採作業が始まっており危険なため、この日のみの限定企画です。
尾崎半島の緑の回復へのお手伝いお願いします!

お申込&詳しくはコチラ
⇒ 森林組合のブログ
イベントページはコチラ
⇒ 【Meetup Kamaishi 2017-Autumn-】27.尾崎半島の森林再生・プレ植樹祭

※(2017.10.23 追記)ご協力ありがとうございました!当日の活動報告はこちら(森林組合のブログ)から

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