広報の佐野です。このたび釜石での復興まちづくりの取り組みを、海外の行政職員にお伝えする機会を頂きました!当日の様子は、2月7日(火)に関西地域で放送されます。
今回釜石にやってきたのは、ネパールやトルコ、フィリピンなど、災害頻発国11か国の防災担当者13名です。
1月9日から、日本の防災対策・復興まちづくりについて学ぶべく、国際協力機構(JICA)の研修プログラムに参加しています。
13名は神戸での座学研修、阪神淡路大震災の追悼行事に参加したのち、岩手県を訪れました。釜石市では、復興推進本部の佐々木勝事務局長(現釜援隊協議会会長)から、かさ上げ工事や復興公営住宅建設の進捗など、主にハード面における釜石市の復興状況をご報告。
続いて、釜援隊の二宮隊長から、「復興を支える”人”を応援する」釜援隊の取り組みを、その理念と共にお伝えしました。
特に、災害公営住宅で開催している放課後子ども教室MOSICAの取り組み(担当:遠藤隊員)や、釜石森林組合の釜石・大槌バークレイズ林業スクールの取り組みなど(担当:手塚隊員)をご紹介したところ、さまざまな人を巻き込んでの新しいまちづくりに関心を寄せた各国の行政職員から、たくさんの質問が寄せられました。
なかには、「高齢者を地域の活動に巻き込むには、どうしたらいいのか」といった質問や、「自国の地域活性化にも参考にしたいので、資料を送ってほしい」といったお声がけもいただきました。
当日は英語の通訳を通しての活動報告となりましたが、ご報告した私たちも「コミュニティ形成は世界共通なのだ」と実感した次第です。
そしてこうして釜石の皆さんと一緒に少しずつ進めてきた歩みを、世界の皆さまにお伝えできることを心からうれしく思いました。
私も引き続き、広報活動にも励んで参ります。
▽当日の様子は、以下の日時・放送局で放送される予定です。関西地域にお住まいの方は、是非ご覧くださいませ。
放送日時 2017年2月7日(火)21:30~21:55
放送番組 ニュースポート
放送局 サンテレビ(兵庫・大阪全域 ほか一部の関西地域)
(佐野)