▽政義:唐丹地区「健康増進教室」で、雫石へいきました【釜援隊がゆくvol.155】

山口政義です。この度、10月いっぱいで釜援隊を卒業することになりました。唐丹の皆様をはじめ多くの方々に、この3年間半お世話になりました。11月からは違った立場で、唐丹地区のまちづくり活動に関わらせていただいております。これからも唐丹地区そして釜石のためにできることを全力で取り組んでいきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。

最後に、10月後半に開催した、「健康増進教室(※)」について報告します。今年で4回目で23名が参加しました。今回は雫石町へ行き、住民交流会と、紅葉の中のウォーキングを行いました。
※唐丹地区では、市や唐丹すぽこんクラブの事業として健康体操教室を開催しています。普段は週に1度または隔週に公民館や集会所などで体操教室を行っていますが、定期的にイベントを開催しています。目的はレクリエーションというだけでなく、体操教室参加へのモチベーション創り、コミュニティ形成、体操教室への新たな参加者を増やすことなどです。

■雫石町と唐丹町、互いの料理を楽しむ

住民交流会には、雫石で健康体操教室を開いている先生とその参加者と、総勢約70名が参加しました。お互いが普段取り組んでいる健康体操や踊りを一緒に行い、その後、持ち寄った料理を囲んで、懇談の時をもちました。
雫石からは、新米で作ったおにぎりと芋の子汁、漬物を提供していただき、唐丹からはさんまのすり身汁、イカの酢漬け、昆布の煮付け、ワカメの和え物、サンマの甘露煮などを持参しました。
唐丹からの料理は、雫石の方々にも大変好評で、料理の作り方に関心を持っていただいたり、パックに詰めて持ち帰る方がたくさんいて、多く作り過ぎたかと少し心配でしたが、全てなくなりました。
イベントの前から準備のために集まって料理をするというのも重要ですし、自分たちの食文化を他の地域の方から、美味しいと言ってもらえることは、料理への自信や地域への誇りにつながります。双方にとり好循環する企画だなと感じています。次回は唐丹で交流会をやろうとみんなで話していました。

■高齢女性にも、遠出の機会を

参加者のほとんどは、高齢の女性です。高齢の方の世帯では、地域の外、市外に出かける機会がなかなかない方も多くいます。今回の企画を通してそのような機会を設けることが、健康作りや楽しみ・生きがいにつながっていくのではないかと考えています。
以前「健康増進教室」を開催したときも、「旦那さんを置いて初めて泊まりに出かけた」とか「久しぶりに遠出した」などの声が参加者の皆さんからありました。
また、昼間は男性よりもお茶っこなどで集うイメージのある女性ですが、食事等の支度で忙しく、飲み会など外に出る機会もあまりない方が多いと聞きます。
こうして、たまに遠出して知らない土地の方々との交流や散策を楽しむといった機会を作ることは大事なことだと、地域の方からもアドバイスをいただきました。

■これからも唐丹のために
参加者の方々からは「来年も行きたい」という声が挙がっており、それを目標に日々の健康体操教室に取り組んでいる方もおられます。このような企画を継続して行っていきたいと考えています。
これからもこのような企画を継続的に行っていけるよう、参加人数確保のために企画のアイディアを練ったり、予算の確保などにつとめていきたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。

(政義)

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