▽常陸:地域の方々が集うお茶っこサロン【釜援隊がゆくvol.154】

こんにちは、常陸です。
私の協働先であるNPO法人@リアスNPOサポートセンターでは、市内外の団体と連携して仮設住宅の談話室などで継続的にお茶っこサロンを開いてきました。今日はそのいくつかをご紹介します。

一般社団法人プロフェッショナル心理カウンセラー協会さんは、今年度釜石市内で「思い出フラワーサロン」という活動に取り組んでいます。@リアスは、支援団体と地域をつなぐ地元団体として、運営に携わっています。「思い出フラワーサロン」では、様々な色・種類の生花を用意し、参加者の皆さんが好きなものを自由に活けて参加者同士で見せ合ったり、皆さんでお話をしたりして過ごします。毎回、カラーセラピーやカウンセリングの技術を持った先生がいて、お花や色のお話をしながら会を進めます。色とりどりの生きた花に触れることで皆さんが自然と笑顔になり、その中で会話をすることで心が穏やかになったり、明るい気持ちになったりしているのではないかと感じます。普段あまりお茶っこサロンなどの集まりに来られない方も、フラワーサロンには「花が好きで」と来てくださることもありました。

また、岩手大学の学生ボランティアの皆さんとは、月に1回、仮設住宅談話室でのお茶っこサロンを開いています。地域の皆さんと学生たちで一緒に料理や手芸をしたり、足湯をしたり、カラオケを楽しんだりと内容はさまざまです。ニュースや昔の話など、いつも色々な話に花が咲きます。
参加者はご高齢の方が多く、孫ほども歳の離れた大学生たちに会うのを毎回とても楽しみに待っている方もいらっしゃいます。そして、「また来てね」「次はいつ来るの」という地域の方々の声に応えたくて、大学生の皆さんもボランティアの募集や活動資金の獲得などをしてきました。
岩手大学の皆さんと一緒に活動を始めて4年目ですが、これからも継続的な活動ができるように一緒に取り組んでいます。

震災から5年半以上が経過し、このようなサロン活動を行なう団体は全体的に減少傾向にあります。継続したくても、実施するための人や資金の確保が難しくなってきて活動できないという例が少なからずあり、その現状を団体同士で情報交換し合ったことで、@リアスでは今のような連携体制を取るようになりました。
1つの団体では実施が難しいことも、複数の団体が人やノウハウを共有して取り組むと、できることは広がります。地域の方々にお話を伺うと、「来てくれる人がいると安心する」「いつもは家で1人だから、こういうのに来ると楽しい」という声も聞かれ、活動へのニーズがあることを感じます。
今後も、まちの状況や声を拾いながら、地域の方々が集い楽しめるような機会を、協力団体の皆さんと一緒に作っていきたいと思います。
(常陸)

▽10/8-9に実施された日本ヒューレット・パッカード(株)、(株)日本HPの皆さんによる、釜石ボランティアツアーについて、かまらじ!でご報告しました。 https://youtu.be/WUIHVSjX_zs 

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