平田地区生活応援センターの遠藤です。春の訪れを感じる今日この頃ですが、県営平田災害公営住宅では3月5日に花壇作りをしました。
今回花壇作りをした場所は、大きな石がたくさん埋まった固い土地でした。そこを地域の事業者さんである青紀土木さんが住民の皆さんのためにと重機を使って整地し、事前に花壇作りの土台を作ってくださいました。
また、市外からも6名の方々がお手伝いに来て下さいました!(一社)RCFを通じてご縁を頂いた、世界的金融グループUBSの社員さんです。当日は、早い時間にも関わらず約20名の住民さんも集まってくださり、我々釜援隊も含め30名での作業となりました。皆さんで一緒に汗を流しながら土いじりをしました。
土に混じっている石ころや根っこを拾い、肥料を撒き、花を植える…この一見単純そうな作業の中にも、熟練の業を見せてくれる住民さんが何人もいることに驚きました。
「震災前は家の前にチューリップの花壇を作ってたんだよ。近所の人が見に来る評判の花壇だったんだから。」
「畑は昔からやってんだ。肥料はこうやって歩きながら撒け。」
こう話しながらせっせと手を動かす皆さんは、普段のサロン等にはあまり参加されない男性の住民さん達です。使い込まれた作業着を身に着け、自分たちの畑の思い出を語り合いながらいきいきと作業していました。
(この日参加してくださったおとうさん達はすっかり畑仲間として意気投合し、後日自主的に集まって柵を作る等の作業もしてくれました!)
青紀土木さん、UBSボランティアの皆さん、たくさんの方の優しさで形になったこの花壇が、住民さん達の手で育てられた花でいっぱいになる日を楽しみにしています。
(遠藤)