▽花坂:市民がつくるラグビー・プロモーション動画【釜援隊がゆくvol.174 】

こんにちは、釜石まちづくり株式会社(フェリアス釜石)と協働している花坂です。
皆さんは釜石情報交流センターに、市民も使える動画・画像編集用パソコンがあるのをご存知でしょうか?フェリアス釜石では、この機器の周知と利用促進を目的に「動画制作ワークショップ」を開催しています。

「動画制作ワークショップ」は数回の講座形式で開催され、動画編集に興味がある市民の方々が、プロの写真家などの講師群から指導を受けながら一つの動画を作っていきます。
6月から7月にかけて行われた第二回目のワークショップでは、「市民の手で、釜石シーウェイブスを応援する動画を作ろう」という募集のもと、ご参加いただいた約10名の市民がラグビー選手の練習風景を撮影するという企画を実施しました。

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今回のワークショップでは、2点の工夫を行いました。
1点目は、参加者である市民が、釜石シーウェイブスの選手と直接触れ合う機会を作り、ラグビーを応援する文化醸成にも貢献することです。
シーズン中、選手の練習は市内の松倉練習場で毎日行われています。しかし、体がぶつかり合う音や流れる汗を間近で見る経験は、市民でも中々できません。
選手と同じピッチに立ち、数時間見学しただけでも「これまで見てきたラグビーと別世界であることが体験できた」と、参加者の皆さんからは大変好評でした。

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2点目として、釜石に拠点を置くクリエイターたちにも講師としてご参加をお願いし、私も講師陣のスケジュール調整などを手伝わせていただきました。
今回ごお招きしたのは、以下の3名です。
・県内の放送局で報道カメラマンとして活躍されている木下義則氏。市民が自ら情報発信する文化醸成を目指し当ワークショップを企画されました。釜石市出身・在住。
・市内の仮設商店街で写真館を経営する菊池賢一氏。“いわて動画コンテスト2016”では自主製作動画が最優秀賞を受賞するなど、精力的に活動していらっしゃいます。
・某観光雑誌に写真を提供するなど、世界的に活躍される写真家の岩間幸司氏。ワークショップではドローン撮影など最先端の技術も参加者にご紹介いただきました。

木下氏は「質の高い映像作品を市内外に対して発信することで、釜石の魅力と動画制作技術の高さを世に広めたい」という思いを持っていらっしゃいます。
今回は「ラグビー」を題材としましたが、その先には「釜石の観光資源」や「ここにある暮らし」など、より広いテーマも見据えています。そのため、「釜石の被写体を一番理解している地元のクリエイターが必要とされる時が訪れる」と考え、講師の増員を発案され、私もご協力いたしました。
動画に限らず、市民発のものがこれから更に必要とされていくと私も感じており、このワークショップの場が、「市民の手で、この街を表現していく」土壌の一つになると信じています。

「動画ワークショップ」は、2019年ラグビーワールドカップを念頭に、どんどん新しい試みを取り入れていきたいと考えています。8月以降には今回のワークショップにて皆さんが制作した動画が「釜石シーウェイブス」の公式戦で披露されるチームプロモーションビデオとなり、各所で披露される予定です。是非ともご鑑賞いただき、来年以降には皆さんご自身も釜石の一クリエイターとして、ご参加していただけることを願っています。
ご興味がある方は、フェリアス釜石または釜援隊の花坂までご連絡ください。

(花坂)

Facebookイベントページ(作成途中のショートムービー載ってます!)

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