▽佐野:復興大臣との意見交換会【釜援隊がゆくvol. 171】
2017年7月6日、吉野復興大臣を釜石市役所にお迎えし、釜援隊との意見交換会が行われました。
福島県のいわき市ご出身ある吉野大臣は釜石の状況をご自身の故郷と重ねあわせながら、時に温かみのある方言を交えて「支援者がいてこその復興・まちづくりだと思っている。これからも頑張ってほしい」と励ましのお言葉をくださいました。
※7月7日付の岩手日報に記事が掲載されています!
意見交換会に出席したのはマネジメントの3名と、齋藤孝信隊員(漁業の担い手育成)、東洋平隊員(東部地区コミュニティ形成)です。
東隊員が「行政・社協・住民…それぞれが地域の一員であることを意識しながら、”みんなで”地域を支える仕組みをつくりたいと思っている」と話すと、吉野大臣からも「(地元の)いわき市でも個人が町内会とつながって、支え合ってほしいと声をかけている」など、意見交換の場となりました。
同席された方々のなかには、復興庁の関統括官、山下岩手復興局長などもいらっしゃり、
齋藤隊員が発表した「1年間の活動を通して聞こえてきた、漁協職員・漁師など”浜”の人たちの声」などに、特にご関心を持っていただいたようでした。
二宮隊長が釜援隊の概要をお話した折には、「建物の建設などハード面の復興が終わったあと、心の問題などソフト面の復興を実感できるのは、自分たちも活動に参加した経験がある人たち」との言葉に、吉野大臣も深くうなずいておられました。
そして「住民の”黒衣(くろこ)”という理念に共感する。釜援隊のような支援員が地域で活動し続けてほしいと思うので、組織のなかで隊員をケアし合ってほしい」とマネジメント隊員を激励してくださいました。
吉野大臣は同日に市内の他支援団体をまわり、ソフト面の復興を支える支援者の活動について情報収集をされたとのことです。
釜石の歩みをお伝えできる今日のような機会を増やし、いずれ他地域や将来のまちづくりを支える施策に還元していただけるよう引き続き励んで参ります。
(佐野)